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坐骨神経痛の症例

坐骨神経痛の症例をご参考にしてみてください。

坐骨神経痛の方は腰痛に伴って症状が出ている方が多い傾向です。お尻から脛にかけて痛みやしびれ感が出るのが特徴です。

坐骨神経痛をお持ちの方がご自分に当てはめていただき、もしかして私が抱えている坐骨神経痛の症状はこれが原因かもしれないと感じていただけたらと思っています。

いろいろな症例がございますので一度ご覧になってみてください。

左臀部からの坐骨神経痛の方の症例

江戸川区西葛西在住(48歳女性)  2022年2月1日

患者さんの足部後方

問診
「1年ほど前から左臀部からふくらはぎ、そして足首にかけて痛みが出てしまい最近では日常生活にも支障がでるほどの坐骨神経痛でした。
医療機関には今回の痛みで3か所通院し、1か所目は最寄り駅にある整形外科で治療と痛み止めの薬を服用しながら2週間に1回ほどの通院でしたが改善しませんでした。
2か所目は整骨院でここでは背骨の矯正とかなり強めのマッサージを受け、逆に施術後に調子が悪くなってしまい数回でやめました。
3か所目は最寄り駅にある1か所目とは違う整形外科へ。電気などをかける物療機器による治療と投薬を受けましたがここでも改善しなかったんです。」ということでご来院。

症状としては、
・仕事は事務仕事で座っていることが多く、長時間座っているとじわじわと痛みが出てきて座ってられなくなる。
・寝返り時に強い痛みが左臀部に走る。
・夕方になると立っていても左臀部と左足首に走る。

などでした。

検査
当院では足の骨のアライメント(骨の整合性)が崩れていないかをまず写真を撮ってチェックします。

写真は患者さんの足を後ろから撮ったものです。
左の足の踵の骨(踵骨)に注目すると内側に倒れこんでいるのがわかります。
踵骨の倒れこみがあると骨盤の傾きに影響を及ぼし坐骨神経が通っている筋肉に張り感を及ぼし坐骨神経痛になってしまうケースがよくあります。

忘れてはならないのは痛みが出ている方ではなく逆の足の検査です。
検査をすると右股関節の動きが悪いのと右腰の筋肉に張り感が出ていました。

良くあるケースなのですが動きの悪い方を知らず知らずにかばいながら日常生活を
送っていて逆側に痛みが出てしまう
ことがよくあります。

今回の患者さんの坐骨神経痛の原因は
・左足首のアライメント不良
・右股関節の可動域制限
・右腰部筋肉(腸腰筋)の張り
と判断して施術にあたりました。

施術とセルフケア
もともと腰痛も患っていたということもあったので腰痛+坐骨神経痛の施術としました。

レインボー療法にて腰部と坐骨神経痛へのツボ治療へ。
坐骨神経痛が出ている臀部へレインボーパワーを当てるとかなり強い刺激が出ます。

レインボー療法のあとはストレッチをし足の筋肉の張り感を取るのと血流の改善をします。
レインボー療法でもそうですが坐骨神経痛の場合、どれだけ血流が改善できるかも鍵となります。

最後に骨格矯正(染谷式アジャスト)にて骨格矯正をしました。足部アライメントの崩れもそうですが骨の整合性が崩れていると色々な所に不調がでます。神経伝達、筋肉の出力改善などにも
染谷式アジャストは有効です。

その後
まず週1回で通院していただき3回目までは施術後は調子が良いけども2日後には元に戻ってしまっていました。(1年も患っているとなかなかすぐには良くなりませんね)
この時は整形外科で処方されていた痛み止めの服用をしていただきました

4回目を終了してからは寝返りの痛みはほぼ無くなり、夕方になると左臀部と左足首への痛みが
出てくるぐらいになりました。(痛み止めは服用中)

8回目の時はもう痛み止めの服用は無くし日常生活が送れる状態になるまで回復。
左臀部が少し重だるくなるのと左足首が疲れやすい感じぐらいにまでなりました。

忘れてならないのが自宅でできるセルフケアをご指導したことです。
これをやるのとやらないのとでは全く結果が違ってきます。

現在、患者さんは仕事が立てこむと左臀部への重だるさは出ますが日常生活動作には苦痛を伴わず生活を送れています。

セルフケア
施術で症状が改善されることも大事ですが、症状が再発しないようセルフケアをすることが大事です。

日常生活での身体の動かし方をひとつひとつチェックし、足腰に負担のかからない姿勢や
動きをしていくと必ず結果は伴います。

今回の患者さんいには歩行指導や足の骨のアライメントが崩れないための正しい靴の選び方
そして負担のかからない日常生活動作もご指導いたしました。

 

右臀部からの坐骨神経痛の方の症例

江戸川区船堀在住(52歳女性)  2021年3月22日

患者さんの足部後方

オーダーメイドインソール

問診
「5か月ほど前に芋ほりに行ったんです。そこでシャベルを使って土を掘っていてその時は何でもなかったんですけど帰宅してから右のお尻に違和感があって翌日くらいから痛みが出始めたんです。それからいつも行っている整体院に10回ほど通っていて施術を受けた後はいいのですがまた元の痛みに戻ってしまうのでこちらに来てみました。」とのことでした。

色々お話を伺っていくと
・以前から右の足裏が痛くて足底腱膜炎だと言われていること
・元々右足ではなくて左足の方が調子が悪かったこと
などがわかりました。

そのことをふまえて検査です。

検査
当院ではまず足部から全体像を診ていきます。

(写真1枚目)左右共に踵骨(踵の骨)が内側に倒れこんでいます。特に左側の足は倒れこみが強く内くるぶしが内方に突出しているのがわかると思います。

これは回内足と言って問題のある足部のひとつです。特に女性や小児に多い症例です。
回内足の問題としては
・足部の安定感の欠如
・外反母趾への移行
・膝痛、股関節痛、腰痛へのリスク

など他にもありますが上記のような症例が考えられます。

ここで考えなくてはならないのが右より左の足部の方が問題があるのになぜ右足の方
坐骨神経痛が出たのか
ということです。

検査結果として
元々左足の方が回内足が強くて調子が悪かった。

なので左足の方が安定感が悪く逆の右足の方に負担をかけるようになっていた。

そのため右足に足底腱膜炎が発症していた。

それが長期化し使い方や筋肉の張りなどで坐骨神経痛を起こしやすい状態だった。

芋ほりでシャベルを右足で力を入れて踏むのを繰り返すことで痛みとして発症。
これが発症までのメカニズムだと判断しました。

施術とセルフケア
施術は当院ではまず東洋医学を取り入れたレインボー療法にて施術をしました。
坐骨神経痛に対しては右臀部にもレインボーパワーを当てますが、臓腑の肩代わりとして肝胆系のツボにも当てます。次に骨格矯正(染谷式アジャスト)をし筋出力(筋肉の出せる力)がしっかりだせるように施術します。

施術回数は1週間に1回のペースにて4回目でほぼ痛みは無くなりました。

痛みは無くなりましたが検査のところでの回内足が改善されたわけではありません。
おそらくこのままにしておくと再発のリスクが高いと言えます。
なので足部へ安定感を与えるためオーダーメイドインソール(写真2枚目)の作成をおすすめした
ところ作成となりました。

 

腰痛と左右両方の坐骨神経痛の方の症例

江戸川北葛西在住(48歳男性)  2021年1月21日

TANDENベルト

オーダーメイドインソールと靴

問診
職業 電気工事業
「少年時代から実家の農作業を手伝い、重いものを持っていたので中学校に入ってから腰が痛くて接骨院に通っていました。20代で電気工事の仕事を始めてからも腰痛はあって、30代に入るとぎっくり腰が起きるようになった。多いときは年に3回ほどなった時もありコルセットを締めながら仕事をしてました。40代に入ってコルセットを段々ときつく締めるようになって、それでもぎっくり腰になりいつも3日~1週間は我慢の日々が続いていたんんです。
さらに最近は両方の臀部から大腿部裏にかけてしびれ痛さもでてきたため50歳を目前にひかえ1回しっかりと診てもらった方がいいと思い来院しました。」

検査
当院では足部でしっかりバランスが取れているかをよく診ていますが今回の腰痛患者さんは足部でのバランスの崩れはあまり確認されませんでした。

検査上で問題となったの股関節の関節可動域(動かせる範囲)の狭さと腰部周りの筋肉の張り感です。とくに腸腰筋といういわゆる腰部のインナーマッスルの柔軟性の無さです。

足部である程度バランスの取れている方は施術においてはそんなに回数を
重ねずに改善される傾向にあります。

施術とセルフケア
股関節の可動域を広げるのと腰部の筋肉の張り感を改善するための施術にまずレインボー療法にて氣の流れを調節し腰痛に関係するツボ刺激をし次に下肢を全体的にストレッチしました。
そして最後に骨格矯正(染谷式アジャスト)にて骨格矯正を終了。

予防としては電気工事業で重い道具を腰にぶら下げるためインナーマッスルを効率よく使わせるTANDENベルトを使っていただきました。これは反射という人間の持っている機能を使って自前の筋肉を最大限に使わすことができるベルトです。
コルセットとは違い強く締め付ける必要はありません。

さらに、ご本人の希望もありオーダーメイドインソール(写真2枚目)も作成しました。普段履いている靴が現場仕事なので安全靴でとても疲れるそうです。その疲労感を改善するため
にと作成されました。

施術回数とその後
施術は週1回のペースで3回目には朝起きたての時の痛みは無くなり歯磨きの後のうがいでの前かがみも痛みは出なくなったとのことです。
左右の坐骨神経痛も2回目には全く気にならなくなっていました。
現在は大好きなゴルフにも腰痛の心配もなく行けています。
仕事で疲労も溜まるので定期的に体のメンテナンスとして通院されている現状です。

腰痛に伴って坐骨神経痛が出た方の症例

江戸川区北葛西在住(69歳女性)  2020年5月23日

患者さんの立位での膝

スラックレイル

問診
「普段から腰痛があったのですが1か月ほど前にお風呂掃除をし終わった後から腰の痛みが強くなり数日後右のお尻からふくらはぎにかけてしびれ痛さが出てきたんです。足のしびれ痛さは夜間に強く眠れない日もあります」

とのことでご来院。

検査
(写真1枚目上)
両足共に
『外反母趾』『内反小趾』
(※内反小趾は足の小指が内側に入り込んでいる状態)
そして両母趾ともに浮いている『浮き指』になっています。
(写真1枚目下)
両足ともに『回内足』と言って踵の骨が内側に倒れこんでいます。『回内足』は見かけ上の『扁平足を伴うため土踏まずが潰れた状態を呈します。

左右差を見ると右足の方がより倒れこんでいます。

検査結果を踏まえた上で、きっかけはお風呂掃除ですが元々腰痛がありいつ痛みが強くなってもおかしくなかった状態と言えそうです。

足部のから判断すると外反母趾・内反小趾・浮き指・回内足の状態ですので足趾(足の指)が使えず立っていても安定感がないため股関節周りの筋肉を使って補整し疲労の蓄積による腰痛と考えました。

また回内足結果的に大腿骨の内旋(内側に捻られる)と骨盤の前傾が生じるため坐骨神経を圧迫し生じたものと判断しました。

施術
足部への安定感をもたらすため骨格矯正(染谷式アジャスト)にて足趾・足関節・骨盤の矯正。続いてレインボー療法にて腰痛と右坐骨神経痛に対してアプローチ。
施術後にセルフケアとしてスラックレイル(写真2枚目)という半円形をした柔らかい素材の運動ツールに青竹踏みのように50回踏んでもらい足の裏に刺激を入れより足趾が使えるように指導しました。

 
施術結果
結果から言うと5回の施術にて痛みとしびれは取れました

1回から3回目の間で腰・右足ともに痛みが取れましたがしびれ感が残存。しびれは経験上しつこく残っているケースが多いので3回を終えた時点でしびれの為の施術回数がまだまだかかるかなと思ったのですが意外と早く消失しました。

これはしびれ出したのが1か月前ということで早めに施術ができたことが要因かと思われます。年単位での坐骨神経痛の場合はこう簡単にはいかないケースがほとんどです。

ご自宅でのセルフケア
検査の通り足趾が使えて安定感を持たせることが一番の再発予防と考えられるため足趾のトレーニングオーダーメイドインソールのご提案しました。
ご自身でトレーニングをされるということでしたのでスラックレイル(写真2枚目)での足趾トレーニングをやっていただくことになりました。

 

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