足首の痛み

ケガをしていないのに足首が痛い

68歳、男性
半年ほど前から左足首が痛いということで来院。
問診で詳しくお聞きすると
「２、３年前に左足裏が痛くなり整形外科へ行ったら足底腱膜炎と
診断されました。通院していたのですが改善されず他の病院へ行く
と今度は足が変形していると言われました。そこにも多少通ったの
ですが症状に変化が出なかったので放っておいたら今度は足首が痛く
なり最寄りの駅まで歩くのもきつくなってしまって…」
とのことでした。

足の写真を撮ってみると…

検査として足の写真を撮ってみるとなぜ痛いのかわかりました。
(実際の足の写真)

右足も多少の崩れがありますが、、、
左足の足首の崩れは顕著です。
左足の踵の骨（踵骨）が内側に倒れてしまっていていわゆる骨アライメント
(骨と骨との整合性)が崩れています。この状態ですときれいに素直な足首の
動きは疎外されます。
そして、数年前に病院で足底腱膜炎と言われた理由もわかります。
この状態では足の内側のアーチがつぶれています。いわゆる偏平足。
アーチが落ち偏平足になることによって足底腱膜が引っ張られ（牽引され）
腱膜の付着部が炎症し痛みを引き起こします。（→足底腱膜炎）
さらに踵骨が内側に倒れることによって回内偏平足という状態になり足首の
動きも悪くなり痛みも出てきます。
これが一連の痛みを引き起こしている原因です。

施術と再発防止

このような足首痛に対してまずやらなくてはいけないことは足首の骨の整合性
を戻してあげることです。なので当院ではまず染谷式アジャストにて骨配列を
元の状態に戻しアライメント（整合性）を整えます。
（染谷式アジャストの詳細はここから）
骨の整合性を整えただけで痛みがなくなる方もいらっしゃいます。今回の患者
さんも歩行での痛みは1回目の施術後なくなりました。

ただし、、、

元々崩れていた骨配列は一回の施術でもたせることはできません。この施術効果
をもたせるためには足趾（足の指）トレーニングをしたり当院で扱っている足趾
機能を活性化させるオーダーメイドインソールなどのセルフケアツールが有効に
なります。（セルフケアツールの一覧はここから）
（足趾トレーニングツール　FOOT＋）

（オーダーメイドインソール）

今回の患者さんはオーダーメイドインソールを選択されました。
（実際に納品したオーダーメイドインソール）

現在歩いていても足裏や足首にも痛みはなく問題なく日常生活を
送っていらっしゃいます。